出来ることなら伸ばしたい子供の身長

小学生になったある日、私と子供が歩いていると、同じ地域に住んでいる幼稚園児が突然「なんで小学生なのに身長が小さいの?」と、聞いてきたのです。

きっと何の悪気もなく。

 

驚きました。

とっさに子供の表情を見ました。

息子は少し困ったような、悲しそうな顔をしながら、無言で通り過ぎようとしました。

 

もっと身長を伸ばしたい!」そう思ったと思います。

その時の子供の気持ちを想像すると、五年経った今でも、胸がしめつけられます。

きっと私には聞かれたくなかった言葉だったはずです。

私も何も言えず、その場は何も聞こえなかったような顔をして家に帰りました。

 

子供の身長を伸ばしたいと思うその一方で願うこと

帰宅後、私は息子に「身長が低い高いは、その人の価値に何の関係もない」「心が大きいことこそが、絶対に大切なのだから」と伝えました。

世界で活躍している方々の名前、姿を見せ、身長が何も関係ないことを示したのです。

 

「身長ではなく、心の広さ大きさ」の大切さを、その後も、会話の端々に取り入れていました。

もしかしたら、それだけ、私のほうが気にしてしまっていたのかも、と今は感じます。

 

その時食事や間食に摂り入れていたのは「ミキ食品のプロテイン」です。

しかし大豆の独特な風味が息子の味覚に合わず、なかなか飲んでくれませんでした。

風味が残らないようにお料理に工夫して入れたり、大好きなココアと混ぜて飴を作ったり、と少量ずつではありますが、現在も摂り入れています。

 

効果があるのかないのか、それは現在のところわかりませんが、母親の私に出来ることがこのようなことだけなので、「子供の身長、体作り」に繋がると信じて続けていくつもりです。

 

子供の身長を伸ばしたい!

 

もちろん、心からそう願います。

 

けれど、やはり母親の自分が、それが息子の「個性」だと認めてあげることが大切なのです。

身長が低いことで、必要以上に劣等感を抱いてしまわないように。これから出会う様々な物事、出会う人々に消極的になってしまわないように。

これからも「心の広さ、優しさが一番大切なことだ」と伝え続けたいと思います。

私が子供の身長を気にし始めたのは…

思い出してみると、母親である私が自分の子供の身長を気にし始めたのは、子供がまだ1歳半の検診で身長体重を測ったときだったと思います。

市の保健師さんから「(成長曲線)枠内のギリギリですね」と言われました。

 

とは言え、私は身長のことばかりを気にして子育てをしていた訳ではありません。

2450gで産まれた息子、産院で初めてつけられたあだ名は「おチビちゃん」でした。

 

そのあだ名の通り、ナースステーションに並んでいる新生児の中で、一番小さな赤ちゃん。

 

小さくて可愛くて、その当時の私は何も心配せず、無事に産まれたことだけに感謝していました。

ほとんどのお母さんがそうであるように、子供の友達作り、子供が楽しめる場所を見つけること「まずはそれが一番大事だ」と考えて、サークルや公園にできるだけ出掛け行きました。

 

「あ、あの子はうちの子と同じ位の背格好だな♪
お友達になれたら、これからお付き合いできるかな♪」

そんな期待を胸に、公園やサークル、近所のお散歩で声を掛けていました。

 

ところが、息子と似たような背格好の子供は、ほぼ全員、1学年下の子供さんばかりだったのです。息子は3月末生まれということもあり、同学年になる子とは明らかに大きさが違いました。

そしてそのまま3歳になったすぐに幼稚園に入園しました。制服はもちろん一番小さいサイズもブカブカな状態です。

登園し出して感じたことは、小さな子供でも「身長が高い低い」が「存在感の大きさ」に繋がっているのだということでした。

なんとなくリーダー的な子供さんは、しっかりした体格をしているように思ってしまうのです。

 

身長のことで息子が劣等感を感じないためにも、親の私が必要以上に気にしてはダメだとわかってはいても、お友達と遊んでいる姿を見ているとどうしても、心の片隅では常に身長のことを気にしてしまうものでした。

 

園でも恐らく「身長の低さ」のことを言われる機会もあったのだと思います。

そんなことは、親の私には決して何も言いませんでした。まだ幼稚園生とはいえ、立派にプライドがあるものなのだと、胸を痛めたものです。